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にわかカーリングファンになる【トリノオリンピック】 [その他(スポーツ・携帯・本など)]

 今回のトリノオリンピック、ゲームが行われる時間が夜中であまり見られないのだが。私はカーリングにはまってしまった。
この競技を全然知らなかった訳ではないのだが、私は当初、なんとなくの印象でなんともしんきくさいスポーツだと思っていたのだ。
それがふとBSでやっていたカーリング女子の日本戦を見ていると、魅了されてしまった。

冬季オリンピックの競技では、スピードや何分かの演技で決まってしまうのが多いが、このカーリングは技術ももちろんだが、戦術というのがプラスされる。頭を使うスポーツなのだ。
頭を使うのか…、戦術というのもいろいろあって、局面局面で考えながらゲームを進めていく。
忍耐力、洞察力、そして、相手チームとの駆け引きが要る。駆け引きが「氷上のチェス」と呼ばれる所以だが、とにかく奥が深い。
ストーンを思惑どおりの位置に止めたり、相手チームのストーンをはじきだしたり、思い通りの位置にストーンが止まったりするときのうれしさは、タイムの速さや演技の精度を競う競技とは違う魅力がある。

予選リーグ第3戦のノルウェー戦から見始めたのだが、ほぼ毎日見ていると、ルールもわかってきた。
見始めた頃は、日本チーム(「チーム青森」)は、負け続けていたが、カナダ戦からいいゲームを毎回して、私をしびれさせた。

また、テレビで長野オリンピックのときのカーリング競技委員長を務めた小林宏さんの解説がわかりやすくていい。どんな戦略をしてくるのか、教えてくれるし、小林さんが考えうる戦略とは違う戦術を日本の相手チームが取ってきたりすると、正直に意図はわからないと言いながらも解説してくれる。いいプレーには分け隔てなく賞賛するし、奥の深さを教えてもらった。そして、日本チームが勝ったときは小林さんはとても熱い。イタリア戦に勝った瞬間、何回も「よし」と言い(雄たけびだった)、冷静な解説のときとのギャップが面白かった。

また、今回から始まったという選手へのマイク装着もよかったと思う。ストーンを投げる前には作戦を練るのだが、マイクを通してどんな風に責めていくのかがわかる。ゲームが終わって、勝ったときに選手がカメラに向かって喜びを表す言葉を言うのは、他のスポーツでは多分見たことがない。でも、自然な言葉が出てくるのでとてもいいのではないかと思った。ただ、これだとインタビューの必要はないかもしれないけど。

予選リーグ最終戦のスイス戦で負けて、惜しくも準決勝へ進むことができなかったが、次へ向けて大きな大きな前進だったと思う。
毎試合、BSで生中継してくれていたNHKがスイス戦ではやってくれなかったのが残念。最後にやってくれるよ、NHKさんよ。でも、最後の試合を除き、LIVEで見られたのはNHKのおかげ。そういった意味では、NHKは大金星だった。

とにかく選手の皆さん、お疲れさまでした。今はゆっくり休んで下さい。
カーリングの魅力は、日本国民に十分伝わりましたよ。
私のほかにも、日本中に「にわかカーリングファン」が増えたのは、まちがいないだろう。

カーリング女子、心に輝く“金メダル”(YAHOO!JAPAN トリノオリンピック特集より)
http://torino.yahoo.co.jp/voice/column/at00008022.html

1次リーグ敗退も世界を相手に大健闘
カーリング女子インタビュー(1/2)  <スポーツナビより>http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/comment/200602/at00008039.html

1次リーグ敗退も世界を相手に大健闘
カーリング女子インタビュー(2/2) <スポーツナビより>
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/torino/comment/200602/at00008040.html

BS-i 「超・人~virtuoso ~」
#25 チーム青森 氷上の微笑
http://www.jump.co.jp/bs-i/chojin/archive/025.html

トリノ五輪がもっと面白くなる 生島淳の「観る前に読め!」
第6回 「カーリングの小林さん」って知ってる? (YAHOO!JAPAN トリノオリンピック特集より)
http://torino.yahoo.co.jp/voice/serial/ikushima/at00008008.html

頭脳戦、フォーム固めから──
「氷上のチェス」カーリングに挑戦(1月27日)
<日経ネット(関西版)より>
http://www.nikkei.co.jp/kansai/leisure/31175-frame.html
 

 


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tanuki

私もずっと昔、初めてカーリングといふ競技を見た時、漬物石の手前をモップで拭く・・・といったようなユーモラスなプレイを選手が真剣な表情でしているのを見て「うわ〜、こんなスポーツがあるんやな〜」とビックリしてました。
一度見始めると、何故かず〜っと目が離せなくなる面白さがありますね。
日本女子チーム、本当に大健闘でした♪
他国はけっこうベテランというか年輩の選手が多い中、小野寺さんをはじめとする若さ溢れる才色兼備の選手たち、ひときわ輝いて見えました。(^^)
4年後も本当に楽しみですね。
by tanuki (2006-02-22 09:01) 

まえまえ

こんちわ(^o^)/
カーリング大健闘でしたね
これも、他競技の不振でネタ不足があったからかも
東北地区(特に青森)の視聴率はスゴイでしょうね♪
やってみたいけど、関西圏では無理....屋内スケート場にカーリングゾーン作っても流行らないかな?(笑)
by まえまえ (2006-02-22 11:12) 

Jetstream31

私は、にわか小野寺選手ファン(^_^;)
大学生の頃バイトしてたのが、最近営業終了した某スケート場関係だったのですが、スケート場の従業員にカーリング選手がおられました。
ストーンも倉庫に置いてあったりして、そのころからカーリングというスポーツの認知はしていましたが、実際のゲームを見たのは今回が初めて。すごくおもしろいですね。テレビで中継してほしいです(^^)
by Jetstream31 (2006-02-22 11:37) 

norinori

tanuki さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
カーリングは、一度見始めると目が離せなくなりますね。日本人好みのスポーツかもしれません。
日本は若いチームでしたが、ベテランさんが多い他国チームと堂々と渡り合えるのは、見ていて爽快でした。
4年後は、カーリングが盛んなカナダのバンクーバーでのオリンピックですから、また出て欲しいですね。

まえまえ さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
カーリングの日本女子チームはよく頑張ってくれたと思います。
他競技の不振もあったのもありますが、今回のオリンピックで初めてカーリングの試合を完全中継するというNHKのおかげだと思います。
実は、私もやって見たいと思い、調べて見たら大阪でやっているそうです。本当にやろうかな~。

Jetstream31 さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
Jetstream31さんのにわか小野寺選手ファン、わかる気がします。
勝っても負けても、小野寺選手の表情が豊かですからね。
某スケート場って、あそこですね。閉鎖したスケート場を拠点としていたフィギィアスケートのクラブがあったのは知っていました。あそこの従業員にカーリング選手がいらっしゃったんですか。それもストーンが置いてあったのなら、なおさら閉鎖が惜しいです。
私もじっくり見たのは初めてでしたが、おもしろさにとりつかれました。もっとテレビ中継して欲しいものです。


Cinemanabu さまへ
はじめまして。
nice!とTB、どうもありがとうございます。

STBC さまへ
はじめまして。
TB、どうもありがとうございます。
by norinori (2006-02-26 21:34) 

誰にでもやれそうと言う感じですが、やはり奥が深そうですよね。。
でもこんなに身近に感じれると言うことは、これから普及する可能性が大ですね。。
by (2006-02-28 12:45) 

norinori

mizusato さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
ブラシの掃き方一つを取って見て、いろいろとあって、奥が深そうですね。
見ていてなんとなく思ったのは、案外カーリングは日本人が好みそうな
スポーツの気がしました。
競技環境さえ整えば、普及するスピードも早いと思います。
by norinori (2006-03-02 21:42) 

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