SSブログ

7/9・東京旅行(毛利庭園&舞台観劇) [旅行記]

しばらくお待たせしたが、ケータイからの更新でもわかるように、7月8日(土)夜から9日(日)にかけて、東京旅行を敢行してきた。
まずは、京都駅から夜行バスに乗って、東京駅まで行く。実はこのバス、TDL(東京ディズニーランド)行きであった。ほぼ定刻どおり(朝7時25分)に東京駅に着いたのはいいのだが、ほとんど寝られなかった。寝られたと思えば、1時間ほどで目が覚め、全くもって寝不足状態。
でも、東京駅に着き、歩き始めるともうお尻の痛さは消えてしまっていた。
そうそう、今回の東京行きの目的を書いてなかったのだが、それはファンである岡本綾さんの初舞台であった「ウィ・トーマス」の楽日公演を観にいくために出かけたのだ。舞台が始まるのは、お昼の2時からなので、東京に着いた時点では、開演まで5時間半近くもある。そこで、日本最初の地下鉄開業区間である東京メトロ銀座線の浅草~上野間に乗ってみようと思った。
秋葉原までJR山手線で行き、秋葉原からつくばエクスプレスで北千住まで向かう。北千住で改札を出ると、京阪グループの「ジューサーバー」があったので、さっそくミックスジュースを飲む。150円也。「ジューサーバー」は、都内の駅にもたくさんあるとのこと。


↑北千住駅構内のジューサーバー

北千住からは、東武伊勢崎線で浅草まで行った。浅草でやっと東京メトロに乗換えとなる。なぜ行ったのかと言えば、今まで乗ったことがなかったのと、天井がどれぐらいの高さなのかと思い、今回の旅行で是非乗って見たかったのである。また、岡本綾さんがヒロインで出演し、地下鉄が舞台となっている映画「地下鉄(メトロ)に乗って」も今年秋に公開されるからというのもある。東京メトロ浅草駅のコンコースに着いて見ると、やっぱり天井が低い。高さはおそらく2mぐらいしかないだろう。ホームもどことなく天井が低い。地下鉄車両もどことなく小さめ。
 
↑左:東京メトロ銀座線の01系
  右:天井が低い東京メトロ浅草駅の改札階からホームへの階段


あっという間に上野駅を過ぎ、地下鉄を乗り継いで六本木ヒルズ最寄り駅の麻布十番へ。長い地下道から地上に上がると、湿気が多く、非常にムシムシしたなかを歩かねばならない。少し歩いているテレビでおなじみの六本木ヒルズの建物が見えてきた。だんだんビルが近づいてきて、10分ほどで六本木ヒルズに到着。なぜにここに行きたかったのかと言えば、六本木ヒルズ内に毛利庭園というのがあるのをサァファイヤさんのブログで知り、東京へ行く機会があれば、実際に行って見たかったのである。


↑毛利庭園の池

庭園に着いて見ると、思ったよりもこじんまりとしていたが、ビルが立ち並んでいるなかでほっこりできるオアシスのようなものだと感じた。また、庭園内の池には、宇宙で生殖行動・産卵・ふ化したメダカの子孫である「宇宙メダカ」が放流されている。


↑ちょうどスイレンが見頃だった

しばらく毛利庭園でゆっくりしてから、地下鉄とJRで池袋へ。池袋駅で友人と会い、お昼どきだったので、そのまま昼食へ。池袋パルコ7FのSapporo curry YOSHIMI 池袋パルコ店にて、スープカレーを食べる。私はチキンと野菜のスープカレーを、友人は厚切りチャーシューと野菜のカレーを注文。両方ともに1,180円也。ここの店、なんとライスがお代わりし放題。朝から何にも食べてなかった私は、お代わりをしたのは言うまでもない。しゃべるのに夢中になって、スープカレーの写真を撮影し忘れてしまった。
13時15分も過ぎに友人と別れ、急いで渋谷へ。渋谷駅からスクランブル交差点を人が多いなと思いながら歩いていると、「ウィー・トーマス」が上演されるパルコ劇場になんとか13時50分前にたどり着く。
実はこの舞台、6月下旬に大阪でも上演があったので、そこで私は一度観ているのである。そんな訳で、あらすじはほぼわかっている。
大阪のときは、後ろから2列目だったが、東京のときは、逆に前から2列目の席を幸運にも手に入れることができ、舞台を観ることができた。


↑いざ渋谷のパルコ劇場へ


ウィー・トーマス WEE THOMAS
作 マーティン・マクドナー
訳 目黒条
演出 長塚圭史
出演 高岡蒼甫 岡本綾
少路勇介 チョウソンハ 今奈良孝行 富岡晃一郎
堀部圭亮 木村祐一

この舞台に関しては客観視できないのだが、感想を書く。
この舞台、かなり血が飛び交う。前で見ているから余計に目につく。グロいのである。おまけにパンパンと銃声も響くし。初めて観る舞台作品でいきなりすごいのに出会ってしまった気分だ。他の舞台もこれだけグロいのだろうか。でも、笑いも交錯する。そして、最後に実は猫のウィー・トーマスが生きているとわかってしまい、この惨劇はなんだったんだろうかという儚さ。少なくともテレビや映画にはできない作品だろう。これは、舞台だからこそ伝わる作品だと思う。
そして、私自身舞台の魅力に取り付かれたかもしれない。舞台を観にいきたいという願望が少なからず私の中にあった。それが実現したわけだが、よさそうなのがあれば観に行きたいと思う。自分にとって、新しい世界が開けたようにも思える。
次は役者さんの印象を。ダニー(木村祐一さん)とデイヴィー(少路勇介さん)のかけ合いが大阪で観たときよりも、さらに絶妙なコンビネーションとなっていた。木村さんは初舞台とは思えないセリフまわしだったし、さすがはキム兄だなと。京都出身だし、応援しているよ。また、少路さんは恥かしながら今まで存知あげなかったが、大人計画という劇団に所属していて、演技は抜群。間の取り方がいい。今回の舞台で一番印象に残った役者さんであった。また、私がかつて住んでいたことのある岐阜県大垣市の出身ということがパンフを見てわかった。
そうそう、この舞台は岡本綾さん(マレード役)の初舞台だから、感想を書かなければ。今まではお嬢さんやおとなしめの役が多かったので、今回のような怒ったり、男の子のような役は初めてと思う。でも、空気銃で撃つところやセリフまわしは違和感なくやっていけたんのではないかと思った。以前から悪そうな役はうまくできるのではないかと思っていたし、私が見たかっただけにこういった役を舞台で観られたのはよかった。でも、可愛い子ぶるところはしっかりとやっていた。舞台を通して、役柄的にマレードがある意味一番恐く感じたのは隠すことはできない。
あっという間に2時間が過ぎ、館内でネットで知り合った友人(もちろん岡本綾さんファン)たちに出会い、そのまま祝杯をあげる。


19時半も過ぎて、店の外に出ると雨が。確実に日中に雨が降ると思っていたが、なんとかもってくれた。ちょうど1年前に行った愛知万博のときと同じような展開だ。友人たちと別れて東京駅まで向かう。お土産を買って、帰りは東海道新幹線で帰る。東京で帰る前にもう一つ見ておきたいものがあった。それは、東京駅18・19番ホームの新大阪側にある東京駅新幹線建設記念碑。記念碑には、国鉄の技師長であった島秀雄とともに「新幹線の父」と呼ばれる十河信二(そごうしんじ)第4代国鉄総裁のレリーフがある。
彼の自筆で書かれた「一花開天下春」(一花開いて天下の春)とともに。



新幹線をつくった男 島秀雄物語

新幹線をつくった男 島秀雄物語

  • 作者: 高橋 団吉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本


「新幹線をつくった男 島秀雄物語」にはレリーフについて、こんなくだりがある。
『「今日も安全に頼むぞ」
レリーフの十河が、発車していく運転士たちに、無事を願って、いぶし銀の
出発信号を送っている。私(筆者)には、そんなふうに思えてならかった。』

私も実際、その場所に立って、そんなふうに思えた。
十河信二の政治力、そして島秀雄のシステム工学力がなければ、東海道新幹線はなかったし、その後の新幹線計画もどうなっていたのかはわからない。それだけ、新幹線に対して情熱を傾けたのだと言える。
いぶし銀の出発信号に見送られて、私の乗車したひかり号の新大阪行きは東京を出発し、2時間半かけて京都に着いた。


(おまけ)
帰りの東京駅でかわいいストラップを見つけたので思わず購入してしまった。
それは、JR東日本のICカードシステムであるSuicaのキャラクターであるペンギン。こういうものには相変わらず弱い。




nice!(4)  コメント(7) 
共通テーマ:旅行

nice! 4

コメント 7

まいどです。
このところ京阪のよさを再認識させられる事が多いです(笑)。
>「ジューサーバー」
はい、立川とか吉祥寺にもありましたよ。こちらではJR東主導のせいか方針なのか「京阪」のけの字も出てないところが
惜しまれます(えー
>天井が低い。
逆に丸ノ内線共々地上からホームまでの歩数(段数)が短いので
バリアフリーと言う点では見習うべきではと思ってます。
実は最近、京阪淀屋橋駅も同じぐらい浅いのでは?という事に気がついてしまった(えー
>地下鉄車両もどことなく小さめ。
名古屋の東山&名城線もほぼ同じ「15M級」規格です。丸ノ内線は車幅が広いのでレールがつながってる銀座線に乗り入れは出来ませんが、逆に銀座線のクルマは乗り入れ可能で大型花火イベントでは直通をやってました。
>後ろから2列目
>逆に前から2列目
まさに好対照ですね。
>東京駅新幹線建設記念碑
我田引幹した(あるいはしようとする)所のエライ人を連れてきてこの前で懇々と非を説いてやるイベントは如何でしょうか(爆笑)
栗東の件は神戸空港並みに本気でブン殴ってやりたい件でしたので新知事決断は正しかったと思います。とはいえ東海道新幹線の業績の偉大さは誇るべきだという事に間違いはないと思います。
>Suicaのキャラクター
絵本も出てるそうな。さりげなく浸透したキャラの好例だと思います。
13年住んでいた者のレスでした。ではでは。
by (2006-07-15 22:59) 

barbie

行き先はTDLではなかったんですね(笑)
淀屋橋でよくジューサーバーを利用します。休日の午後にはかなりいっぱいですね。
新幹線のレリーフにある「今日も安全に頼むぞ」は鉄道だけでなく飛行機やその他の公共の乗り物全てに当てはまりますね。
もちろん私のハーレーだってそうですが。
運転手(者)が全てこれを見て心を引き締めてれば事故は起きませんね。
by barbie (2006-07-16 04:45) 

norinori

まさとし3055 さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
多分、ジューサーバーは京阪自身が事業をやりやすくするために、あえて名前を出していないのだと思います。京都駅にもJR構内と地下鉄改札前にありますので、そう思います。銀座線に乗ったとき、大きさが名古屋の地下鉄に近いなあと思っていたので、やっぱりそうでしたか。同じ舞台ながら、違う感じでした。我田引幹したエライ人もいくらでもいますので、その種のイベントもやるには大変でしょう(笑)私も新幹線栗東駅には造る意味を感じないので、滋賀県民の選択は正しかったと思います。Suicaのペンギンがここまで浸透しているとは思いませんでした。ICOCAとは全く違った展開ですね。

barbie さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
TDLへ行くのは、恋人と行くに限りますからね(汗)淀屋橋で混むのは、さすが本家京阪のジューサーバーだけあります。barbieさんのおっしゃる通りで、「安全」ということには公共の乗り物に携わるもの、自家用で運転している者全てにあてはまりますし、気を引き締めないといけないですね。
by norinori (2006-07-16 05:53) 

kyao

北千住にいらしたんですね。まさか、ここでこの駅の名前が出てこようとは…。(^^;
最近出来た地下鉄は別として、東京メトロの天井はどこも低いですよ(笑)。特に銀座線はいちばん最初に出来た地下鉄ですから、お世辞にもきれいとは言えません。(^^ゞ
今度、浅草にお寄りの際は、水上バスにも乗ってみてください。きっと楽しいですよ(笑)。特に夏は涼しくて。(^^)
by kyao (2006-07-16 09:33) 

毛利庭園。。ゆっくり散策してみたいです。
by (2006-07-16 15:47) 

Jetstream31

毛利庭園は、報道ステーションで市川アナが意味があるのか無いのかわからないヘッドセットをして天気予報を読む場所ですね(^^;)
ジューサーバー、まだ利用したことはありませんが、淀屋橋駅でも京都駅でも大人気ですねw
by Jetstream31 (2006-07-16 16:15) 

norinori

kyao さまへ
コメント、どうもありがとうございます。
kyaoさんのご実家は、北千住でしたね。乗換えで賑やかな駅だと思いました。電車から見えただけでしたが、マルイもありますし。今回、東京メトロのいくつかの路線に乗りましたが、天井が低めですね。でも、銀座線の雰囲気は好きですよ。今回、かなり駆け足での観光でしたので、次回浅草へ行くときは水上バスに乗って見ます(^^)

mizusato さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
毛利庭園はヒルズの建物をそっちのけ(苦笑)で、本当いいですよ。

Jetstream31 さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
報道ステーションでの市川アナのヘッドセット、私もあまり意味がないような気がします…。それはともかくとして、毛利庭園とテレ朝は本当に目と鼻の先でしたよ。ジューサーバー、たまにしか利用しませんが、妙に飲みたくなるときがありますね(^.^)
by norinori (2006-07-16 23:26) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。