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そうや、薄墨桜へ行こう!!(2 樽見鉄道編) [旅行記]

★意外にも初めての乗車
前回は、JR大垣駅に着くところまでを書きました。
大垣からは樽見鉄道に乗って、薄墨桜最寄りの樽見まで行く。
大垣に住んでいた頃は、何度となく樽見鉄道を見ていたが、実は初めて乗車する。
乗ることがなかったのは、大垣在住時は多分鉄道趣味から離れていたのが大きい。それと生活上、車ばかり乗ってたので。

樽見鉄道については、Wikipediaを見ていただくのがいいでしょう。


・大垣(14:10発)-〔樽見鉄道樽見線ワンマン普通〕→樽見(15:12着)

↑樽見鉄道ハイモ230-314(「モレラ号」)
JRのホームを一部間借りをしているような切欠きホームの6番線で樽見鉄道の単行レールバスが待っていた。
ローカル線では、ほぼ例外なくだがワンマンカー。車掌はいない。
もっと混んでいるかと思ったが、立客が10人弱。時間が少し遅めだからと思う。
それでも、薄墨桜に行くと思われる方も何人か乗っていた。

★あっという間に
14:10に発車。次の東大垣までは東海道線と並走。隣の5番線からJR東海道線の新快速 豊橋行きも同時発車で、しばらく競争。でも、向こうがあまりに早すぎてあっという間に見えなくなりました。


↑自分が乗っている電車よりも先に行かれると、なんだか悔しい

東大垣で出てすぐ揖斐川を渡り、それまで並走していたJR東海道線と分かれて、左にカーブし、方向を東から北へと変える。
十九条を過ぎると、左右に富有柿の柿畑が見え、独特の車窓を作る。

←車窓に広がる柿畑

美江寺を出るとすぐ、桜並木が迎えてくれて、心を和ませてくれる。その他にもほぼ満開となった桜が見え、この時期に樽見鉄道に乗ることができ、よかったと思う。

←美江寺駅出てすぐの桜

廃止となった名鉄揖斐線の線路跡をくぐる手前で、信号停車。信号が青になり、すぐ北方真桑。

↑北方真桑手前でくぐった名鉄揖斐線の線路跡

ここで行き違いだが、樽見から来たレールバスは1両で薄墨桜帰りの行楽客でぎゅうぎゅう詰めの状態。大混雑している状態を見ると、遅めに出て正解だったのかもしれないと思った。
北方真桑を出てすぐ右手に岐阜工業高専の桜並木がきれいだったので、思わず車内から撮影。

←岐阜工業高専の桜並木

★面白い構造
柿畑の奥に東海地方では最大のショッピングモールであるモレラ岐阜が見え、駅名もそのままずばりのモレラ岐阜に到着。
←でっかいモレラ岐阜

2006年4月21日開設で樽見鉄道のなかでは、一番新しい駅。


↑駅員が外に出ている(モレラ岐阜駅)

この駅では動きがあり、降客、乗客ともに若者が多い。また、駅の作りが面白かった。駅員はいるのだが、仮設テントの横で集改札をしている。店とは即席の駐輪場になっているよう。小屋らしき駅舎?はまた奥にあるが、雨の日はここできっぷを売っているのだろう。
本巣は樽見鉄道の本社があり、車庫もある。ディーゼル機関車は2両が除雪用に残っているものの、その他のディーゼル機関車や客車、トロッコ風客車は廃車となっているが、本巣駅構内に留置されている。運転士は、交代。
本巣を出ると、山が近づいてくる。次の織部は、「道の駅織部の里もとす」と隣接している駅。
織部を過ぎ、左手には揖斐川の支流、根尾川が近づく。小知原(こちぼら)を過ぎるとすぐ、ここでも桜並木があり楽しめませてもらえる。

←木知原駅を過ぎてすぐの桜

谷汲口では谷汲山行きの名阪近鉄バスが接続しているが、降りる客はいなかった。桜に隠れていたが、構内にはオハフ502(旧国鉄オハフ33形)が保存されている。

↑谷汲口構内に展示されている旧国鉄オハフ33形

神海(こうみ)で樽見からのレールバス2両編成と行き違い。神海からは旧国鉄から樽見鉄道へ転換された後の新線なので、路盤が安定し、カーブも少なくなる。

★今記事の目玉
高科(たかしな)から鍋原(なべら)まで最後尾で流れていく車窓を動画撮影したので、ご覧下さい。

このあたり根尾川に沿いながら、鉄橋やトンネルで通っていると、以前に乗った群馬県のわたらせ渓谷鐵道に似ていると思った。 あちらも渡良瀬川に沿いながら走っている。
日当(ひなた)でも美しく桜が咲いていて、私の他にも写真を撮影する乗客がいた。
←日当(ひなた)での桜

水鳥(みどり)手前では、根尾谷断層の観察館がある。

↑ピラミッド型の建物が断層の観察館

そして、線内最長の板所トンネルを経て、いよいよ終点の樽見に到着。
この駅でも折り返しの列車を待っていた薄墨桜帰りの行楽客がかなり行列をなして待っていた。
今回に限って言えば、遅めに出て正解だった。
私が降りると、ホーム奥の留置線に止まっていたレールバスと私が乗ってきたレールバスをつないで2両編成にする作業が行われている。

樽見駅で薄墨桜までの地図をもらい、とぼとぼ歩く。至るところに薄墨桜への案内があり、ありがたい。そう思っていると、マンホールがここらしいものだったので撮影。

↑薄墨桜をモデルにした旧根尾村(現 本巣市)のマンホール

国道157号に出て、根尾東谷川と根尾川を渡り、坂を上っていくと、遠方に雪山が見えたので撮影する。後から調べると、能郷白山か。
←右手奥に見える雪山

★いよいよ
坂を上りきると、いよいよ薄墨桜の対面か。
露店の間から見えた、薄墨桜。
←薄墨桜が見えたかな

ここからは次回。引っ張りすぎかな。


・そうや、薄墨桜へ行こう!!シリーズ
1 行きのJR編
2 樽見鉄道編
3 いよいよ本編
4  最終回・帰り編


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コメント 6

ナツパパ

ううっ、あとすこしで桜が見られると思っていたのに...悩ましい展開です(笑)
次回に期待...

>自分が乗っている電車よりも先に行かれると、なんだか悔しい

ホントホント...理由は分かっていても悔しいんですよね、それって。
by ナツパパ (2007-04-12 09:39) 

norinori

ナツパパ さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
樽見鉄道を紹介し過ぎてしまいました。
今回はひっぱり過ぎな展開となっています(笑)
速度差があるのもわかっているのですが、
やっぱり先に行かれると悔しいですし、先に行くと嬉しいものです。
阪急梅田から京都線の特急と神戸線の特急が競争して、私が乗っている
京都線特急が勝ったら、嬉しいと思ってしまいます(笑)

Jetstream31 さまへ
nice!、どうもありがとうございます。
by norinori (2007-04-13 01:46) 

サファイヤ

柿畑、初めて見ました。当たり前ですが、柿の木が一面に植わっているんですね。
動画を見ていたら、自分も乗車している気分になりましたよ。
ほのぼのした景色ばかりで、和みますね。
by サファイヤ (2007-04-15 16:13) 

norinori

サァファイヤ さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
秋になれば、実をなした柿が一面に見られますよ。
樽見鉄道は、本当のどかな風景ですよ。
こういう鉄道に乗っていると、自分が癒されます。
by norinori (2007-04-16 18:11) 

yas

動画良いですね(^-^)/
このこもった音がたまらなく私の鉄分を刺激します(^-^;
長編大好きですよ♪ さぁ、続き続きっと。。。
by yas (2007-04-22 20:44) 

norinori

yas さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
yasさんの鉄分を刺激できてよかったです。
短めにしようとしているんですが、いつも長編になっちゃいます。。
by norinori (2007-04-24 00:00) 

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