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猛暑の一乗寺修学院・大原めぐり(前編) [京都(全般)のこと]

半月前のお盆休みのことを今頃書くのはどうかと思いつつも、
記事をアップする。

お盆休みのなかの8月14日、
京都市左京区の一乗寺・修学院と大原の寺院や神社を巡った。

朝早くから巡ろうということで、まずは京都市バス5系統で一乗寺下り松町まで乗る。
銀閣寺道まで混んでいたが、その後はガラガラ。
一乗寺下り松町で降りると、観光客らしき人は全然いなかった。
まずは詩仙堂(しせんどう)まで坂道を歩く。
途中に宮本武蔵・吉岡一門決闘の地碑がある。
ここ一乗寺下り松は宮本武蔵ゆかりの地である。
坂道を10分ほど歩くと、詩仙堂に着く。
しかし、既に汗だくであった。汗さえかかなければいいのだが…。
言いようによっては新陳代謝がいいってことなのだが。


↑詩仙堂

涼しげな竹林のなかでのこもれびの日差しのきつさが暑さを物語る。
境内に入ると、庭園を眺められる座敷に行くと参拝人は他に数人しかおらず、
小声でしゃべるのも憚られるほどシーンとしている。ただ僧都(そうず)の
竹の音だけが聞こえてくる静かな空間。
そして、時間が止まったような空間でもあった。


↑詩仙堂の庭園

次は、詩仙堂の東隣にある八大神社(はちだいじんじゃ)に参拝。
1294(永仁2)年からある、一乗寺の氏神さま。皇居守護神十二社中の
一つにもなっている。
1604(慶長9)年、八大神社の境内地である一乗寺下り松にて剣聖宮本武蔵が
吉岡一門と決闘をしたと伝えられている。


↑八大神社の鳥居

作家吉川英治氏の「随筆 宮本武蔵」にも八大神社のことが書かれている。
(八大神社公式サイトより引用)


↑青空の八大神社神殿

参拝を終えると、とても厳かな気分になったのであった。
この日は、本当に暑くて水分補給をよくしていた。
観光をして熱中症になったら、しゃれにもならない。
八大神社から5分ほどで圓光寺(えんこうじ)へ。


↑圓光寺(えんこうじ)

ここは、もともと徳川家康が国内教学の発展を図るため
1601(慶長6)年、学校として建てられたもので
ある(ブルーガイド社刊 「プチ贅沢な旅 9 京都」より引用)。


↑緑の空間を貸切状態

紅葉の名所でもあり、4~5年前(アバウトですみません。
でも、行ったのは間違いない)の紅葉の時期に訪れたことがある。
私の好きな紅葉名所の一つである。
本堂からの紅葉の十牛の庭がいいのだが、今はまだ緑のもみじ。
それでも、観光客がほとんどいないため、貸切状態で十牛の庭を
ゆっくりと眺めることができ、満足満足。
緑が生い茂った状態を眺めるのが好きで、
紅葉になった姿を想像するのが楽しむのがいい。


↑アイコンを竹林を使用しているため、気になったりする

圓光寺から曼殊院(まんしゅいん)までしばらく歩く。
本当にうだるような暑さで、木陰のなかに入るだけで嬉しさがこみ上げる。
坂を上りきったところに曼殊院はある。



江戸時代初期の代表的な書院建築として知られ、
現在地に移した良尚法親王(りょうしょうほうしんのう)の
父・桂宮智仁(としひと)親王が造営した桂離宮の影響を強く受けている。
庭園は、小堀遠州好みの枯山水である。
枯山水は、水を用いないで池や川を表した庭。
でも、庭園は眺めるのに夢中になって、撮影を忘れてしまった。
その代わりと言ってはなんだが、以前ベッカムがお忍び?で来ていたらしい。


↑一番左の額にベッカムが写っている。

曼殊院を出るともう時間は、昼1時を回っていた。それに雨も降り出しかけた。
ちょうど茶店の弁天茶屋さんがあったので、そこで昼食を取る。
私はかやくごはんセットを食べ、ゆっくりする。


↑おいしゅうございました

そうしていると、雨がどしゃ降りになり、ちょうどいいタイミングで
食べられた事に感謝する。
おそばもかやくごはんもとてもおいしく、食べられた。
またこちらにはお邪魔したいと思っている。

雨も止み、弁天茶屋さんを出るとすぐの池に亀さんがたくさんいたので、
しばし眺める。こつこつと泳ぐ姿に心を打たれるのであった。


↑こちらの池に


↑亀さんいっぱい

そろそろ修学院から大原に行くことにし、一乗寺清水町バス停まで歩く。
そこから京都市バス5系統の乗客と再びなった。
大原へは、その日催されていた三千院の万灯会に行く為であった。
この続きはまた。


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コメント 6

ナツパパ

一乗寺付近というと、雲母漬けを思い出します。
とても美味しい漬け物でした。
ご主人が面白い方でしたが、あそこに行かなければ買えないのだとか...
もう一度行ってみたいなあ、と思ってはいるのですがねえ。
by ナツパパ (2007-09-01 17:13) 

norinori

たね さまへ
はじめまして。
nice!、どうもありがとうございます。

ナツパパ さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
雲母漬けは、私は知らなかったです。
「雲母」といえば、「雲母坂」か叡電の「きらら」しか思い出せない私(苦笑)
調べてみましたが、私も食べてみたいです。
機会があれば、買いに行きます。
情報、ありがとうございます。
by norinori (2007-09-02 11:56) 

yas

夏休み。。。なんだかもう遠い響きですね~
季節は・・・と言うか秋休みに期待して・・・
おいしそうな定食ですね!
そう言えばかやくご飯最近たべてないかも・・・
竹林を見るとなんだか涼やかな気分になりますね。
by yas (2007-09-04 19:08) 

barbie

うちの家にはなぜか八大神社の風呂敷が何枚もあります。なんでかな(^◇^;)
by barbie (2007-09-04 21:53) 

norinori

yas さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
夏休みは何か遠い響きになりますね。
小学生の頃、春夏冬は休みがあるのに、なんで秋休みがないんだと
思っていました(^^)
弁天茶屋さんは落ち着いた雰囲気のお店ですし、来てみて下さいね。
竹林が涼しくさせてくれますね。

barbie さまへ
コメント&nice!、どうもありがとうございます。
風呂敷は、秋のお祭りのときに頂いたのでしょうか。
何かの行事のときに頂いたのでしょうね、きっと。
by norinori (2007-09-08 12:38) 

norinori

水郷楽人 さまへ
nice!、どうもありがとうございます。
by norinori (2007-10-08 14:05) 

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